第一三共などは、抗がん剤を使ったら重い副作用が起こるかどうかを患者の遺伝子の特徴から診断する薬を開発した。年内にも製造承認を厚生労働省に申請する。
肺がんや大腸がんなどが対象。承認されれば、国内初の遺伝子診断薬となる。
診断薬は名古屋大学の成果を元に、米診断薬会社のサードウエーブテクノロジーズ(ウイスコンシン州)と共同開発した。第一三共とヤクルトが販売している、肺がんや大腸がん、乳ガンの治療に使う抗がん剤「塩酸イリノカテン」の副作用を調べるのに使う。抗がん剤を投与すると体内で、酵素が分解するが、酵素遺伝子に変異(一塩基多型)があると分解作用が弱く、白血球の減少や激しい下痢など重い副作用が起きやすい。
使用中に白血球が減少した場合は、投与を中止するなど厳しい基準が定められている。
開発した診断薬は3タイプの変異を調べる。
診断の結果、重い副作用があらわれやすいとみられる患者では、抗がん剤の投与を減らしたり、別の抗がん剤に切り替えたりすることで副作用を防ぐ。・・・・・・・・・
2006年新聞切り抜き